突発性難聴

今回は2,020年代に耳のつまりと難聴、耳鳴り、めまいを訴えて来院された40代 女性の臨床例です。

来院する5日前から耳のつまり感がありました。。

来院する1日前は夕方からさらにめまいがひどくなったそうです。

右耳を下にすると、クラクラするという症状があり気分が悪かったそうです。

初回の病院の診断ではメニエール病、再度受診したところ突発性難聴と診断されました。

2回の治療の経過を記しました。

院長

鍼灸治療院たけしたブログ 管理人

はり師・きゅう師 国家資格 有資格者

(はり師:第 140155 号 きゅう師:第 139966 号)

臨床歴15年

予診票

初診日

2,020年代 10月3日

性別・年齢

女性 42歳

主訴

耳のつまり、難聴、耳鳴り、めまいを

現病歴

5日前から

ペインスケール(痛みの度合い)

一番辛い時を10としたら、今は10

病院での診断

突発性難聴

その他の症状

特になし。

体温・血圧・血糖値

記載なし。

薬の服用

記載なし。

治療経過

1回目 X年10月3日

腎虚証
はり治療
左復溜、左尺沢、右耳めまい点、右翳風、右天ユウ、右完骨、右大迎、右関衝、右陽輔
きゅう治療
腎兪、肺兪
皮内鍼
右耳めまい点
評価
・記載なし。

2回目 X年10月14日

肝虚証
・アレルギー性鼻炎で来院
・10/9に耳のつまり、難聴、めまい症状なし。
・10/11に耳鼻科にて聴力検査をして異常なし。
評価
・記載なし。

まとめ

まとめ
私の見解

1回目の治療の後5日後に耳のつまりと難聴、耳鳴り、めまいは良くなりました。。

本来なら急性症状の場合は治療間隔を空けずに治療する方が得策です。

間隔は毎日か1日おきが良いです。

どんな病気でもそうですが、発症してすぐに治療を開始すると治りは良いです。

慢性になるとすぐには良くならないので、少しずつ回復していきます。

初回の治療から11日後に来院した時は諸症状はなくなっていました。

治りが良かったのは発症して間もない頃に治療を開始したことが良かった事といえます。

その後、めまいを訴えて来院しましたが4,5回の治療でめまいも改善しました。

しかし、めまいを起こす人は疲れがたまると再度めまいをおこすことがあります。

なので、めまいを起こす人は月に1,2回治療をすることで酷いめまいを予防する事がかのうです。

こちらの患者さんも、月に数回来院して予防を兼ねて治療をしています。

最近、多い「突発性難聴」。

芸能人の方が「突発性難聴を発症しました。」とワイドショー等で見聞きします。

経過を報道するのも見聞きしますが、なかなか良くならず苦労されているようです。

鍼灸治療は色々な病気に効果があります。

お困りの症状がある場合は気軽にご相談ください。

今回の症例は、40代女性の突発性難聴による耳のつまり、難聴、耳鳴り、めまいの治療の記事でした。