「内出血、不安ですよね。17年の経験から解説します」
今回は2,000年代に膝の皮下血腫を訴えて来院した50代 女性の臨床例です。
1ヶ月前に右膝を打撲した影響で右膝の3~4センチ下に皮下血腫が出来ました。
病院に行って診断してもらったが、治るのに時間がかかると言われ特に治療はなかったようでした。
治療経験はありませんでしたが治療してみることにしました。
こちらの患者さん、私の母の友人でたまたま実家に遊びに来ていた時に相談されのがきっかけでした。
約4ヶ月、6回の治療の経過を記しました。

鍼灸治療院たけしたブログ 管理人
(はり師:第 140155 号 きゅう師:第 139966 号)
目次
1.内出血(皮下血腫)が治るまでの一般的な期間。
内出血(皮下血腫)は、軽度であれば1〜2週間程度、強い打撲や広範囲の場合は3〜4週間(長ければ1ヶ月以上)で自然に治癒します。
色は青紫から緑、黄色へと変化しながら薄くなり、年齢や血流状態により回復期間に差が出ます。
主な治癒過程と期間の目安
- 初期(1〜3日): 青〜紫色。痛みを伴う。
- 中期(4〜10日): 青〜緑、黄色へ変化。痛みは軽減。
- 後期(10〜2週間以上): 黄色から肌色に近づき、完全に消失
2.打撲の後遺症で残る「皮下血腫(しこり)」の原因と対処法
打撲をした後、青あざ(内出血)は消えたのに、その場所が「しこり」のように硬く残ってしまうことがあります。
これは皮膚の下で血液が固まった状態です。
なぜ「しこり」として残るのか?
通常の内出血であれば、血液は自然に吸収されて消えていきます。
しかし、打撲の衝撃が強かった場合や、皮下深部で出血した場合。
血液がうまく吸収されずに「血の塊(血腫)」として残ってしまうことがあります。
17年の臨床では少ない症例です。
このような皮下血腫は慢性的な違和感や重だるい痛みとして残ることがあります。
また、見た目にも気にしてしまいますよね。
放置して大丈夫?対処法は?
「いつか消えるだろう」と数ヶ月放置しても変化がない場合、自然吸収を待つだけでは不十分なケースが多いです。
初期(受傷直後)
まずは徹底したアイシングと圧迫が基本です。
慢性期(しこりが残った状態)
逆に「温めること」と「血流を促すこと」が重要になります。
3.予診票
初診日
2,000年代 11月16日
性別・年齢
女性 53歳
主訴
皮下血腫(右膝の3~4センチ下)
現病歴
1ヶ月前に右膝を打撲した後から。
ペインスケール(痛みの度合い)
記載なし。
病院での診断
治るのに時間がかかる。
その他の症状
肩こり、手足がむくむ
体温・血圧・血糖値
記載なし。
薬の服用
なし。
4.治療経過
1回目 X年11月16日
脾虚証
はり治療
太白、内関、三陰交、脾兪、血腫の部分を鍼先でつつく
きゅう治療
血腫の周囲5~6ヶ所に糸状灸
評価
・頻繁に治療に来れないということだったので、自宅で爪楊枝を5~6本束ねて、尖った方で皮下血腫の部分をつついて下さいと指示しました。
2回目 12月7日
脾虚証
・皮下血腫の部分は硬さがほぐれ、色も薄くなっている。
3回目 12月21日
脾虚証
・さらに色が薄くなる。
4回目 X+1年1月4日
肝虚証
・さらに硬さが柔らかくなり、色も薄くなっている。
5回目 2月8日
脾虚証
・正座をするとき右膝が痛い。
・さらに硬さが柔らかくなり、色も薄くなっている。
評価
・背中の張りが残る。
6回目 3月30日
肺虚証
・皮下血腫はほとんど消えた。
当院の詳しい施術法は↓
【鍼灸師が回答】鍼の痛い?痛みを与えない技術について徹底解説。注射が苦手な方でも大丈夫な理由や、体質に合わせた施術方法をご紹介します。「痛そうで怖い」というイメージが変わる、鍼灸の基礎知識はこちら。
5.まとめ

約4カ月、6回の治療の経過を記しました。
6回目の治療の時は皮下血腫はほとんど消えていました。
私が開業して1年ぐらいしたときの症例で「なんとか治ってくれ!」という思いで治療したことを思い出します。
治療経験はなかったのですが、捻挫をしたときに腫れたところの周囲にお灸をする。
というのを鍼灸学校で学んでいたので、それを応用してみました。
後は、自宅で束ねた爪楊枝の先で皮下血腫の部分をつついてもらいました。
最初は半渇きの粘土のように硬かった皮下血腫が来院するたびに柔らかくなり、どす黒かった色も薄くなっていきました。
患者さんも気になっていた皮下血腫がほぼ消えて喜んでいました。
今回の症例は、50代女性の皮下血腫の治療の記事でした。
17年の実績からお伝えできること
鍼灸治療院たけしたでは、こうした打撲や捻挫の後遺症に対して、微細な刺激で深部の血流を改善する鍼灸施術を行っています。
「ただの打ち身だと思っていたのに、なかなか硬いのが取れない…」
「このしこり、ずっと残るのでは?」
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