右側の五十肩
症例
- 患者
男性 74歳
- 初診日
2000年代 10月20日
- 主訴(もっとも辛い症状)
右腕を動かそうとすると右肩が痛い
- その他の症状
腰痛
- 理学的検査
結帯動作(++)、結髪動作(++)た
体温 | |
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血圧 | |
血糖値 | |
食欲 | 良い |
睡眠 | 良い |
便通 | 良い |
証
腎虚証
治療
左側→太谿、太淵
右側→曲池、膏肓
右膏肓にお灸
関節の炎症が強かったので右膏肓に多壮灸
治療経過
- 2回目 10/23
脾虚証
右膏肓にお灸
- 3回目 10/27
脾虚肝実証
追加の治療 単刺→右肩髃
- 4回目 11/2
脾虚証
- 5回目 11/6
脾虚証
昨夜、右肩が疼いて、目が覚める
- 6回目 11/10
脾虚証
右肩の疼きなし
肩が軽い
- 7回目 11/13
脾虚証
夜間、右肩が疼いた
- 8回目 11/17
脾虚証
右肩から腕にかけて痛みとしびれ
治療後、痛みとしびれが楽になる
- 9回目 11/20
脾虚証
木曜日は疼きがなかった
今日の痛みは前回の6割くらい
- 11回目 11/27
脾虚証
疼きはほとんどなし
結髪・結帯動作で痛み
- 16回目 12/18
脾虚証
夜間の疼きなし
朝の動かし始めが痛い
- 22回目 2/2
腎虚証
右腕を動かすと右肩の奥が痛い
- 4/20
脾虚証
結帯動作で痛みなし
コメント
この症例の患者さんは75歳を過ぎて、現役で仕事をされています。
長時間、手先を使う仕事で腕から肩を酷使するため、痛みの治りは一進一退でした。
本来、急性期で痛みが強い時は安静にすると治りがよいのですが、仕事の都合上、安静にできない方もいます。
五十肩は大体3カ月治療をすると楽になります。
肩の疼きは約1ヶ月で治り、動かした時の痛みのみになりました。
動かした時の痛みは半年後に治りました。
現在は健康維持と体のメンテナンスをかねて来院されています。