寒暖差 疲労 40代 サラリーマン

最近、なんだか体がだるいな……」 「しっかり寝ているはずなのに、疲れが取れない」 「季節の変わり目になると、いつも体調を崩してしまう

そんな悩みを抱えていませんか?その不調、もしかしたら「寒暖差疲労(かんだんさひろう)」が原因かもしれません。

近年、テレビやSNSでもよく耳にするようになったこの言葉。実は、私たちの体が一生懸命に環境に適応しようとして、心身が頑張り過ぎているサインなのです。

この記事では、初心者の方でもスッと理解できるように、寒暖差疲労の正体からセルフチェック、今日からできる対策までを徹底的に解説します。あなたの「知りたい」に全てお応えしますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。

寒暖差疲労って何? 正体を詳しく知ろう

まずは基本の「キ」から。寒暖差疲労とは、文字通り「気温の大きな変化」によって、体に蓄積される疲労のことです。

なぜ「温度差」で疲れるの?

私たちの体には、外の気温が変わっても体温を一定(約36〜37度)に保つ仕組みが備わっています。この「体温調整」の司令塔を担っているのが、自律神経です。

暑いとき

血管を広げ、汗をかいて熱を逃がす。

寒いとき

血管を縮め熱の放出を防ぎ、筋肉を震わせて熱を作る。

このスイッチの切り替えには、実はかなりのエネルギーを使います。 前日との気温差が大きかったり、1日の中で朝晩の冷え込みが激しかったりすると、自律神経は休む暇もなくフル稼働しなければなりません。

例えるなら、「マラソン選手が走るスピードを上げたり、下げたりすると後半になって疲労がたまって走力が落ちる」ような事です。

一日の温度差は自律神経に負担をかけて疲れる原因となります。

「寒暖差」の目安は7度

一般的に、前日との気温差や、1日の最高気温と最低気温の差が「7度以上」あると、寒暖差疲労が起こりやすくなると言われています。

春先や秋口といった季節の変わり目はもちろん、夏場に「冷房の効いた室内」と「猛暑の屋外」を行き来するのも、体にとっては大きな負担になります。

寒暖差疲労セルフチェック

自分も寒暖差疲労なのかな?」と不安になった方は、以下のチェックリストを確認してみてください。当てはまる項目が多いほど、自律神経が悲鳴を上げている可能性があります。

体に出るサイン

寒暖差疲労で体に現われるサインはこのようなものです。

あなたにも同じような症状があるかチェックしてみてください。

  • 全身がだるく、疲れやすい

  • 肩こりや首こりがひどくなった

  • 頭痛(特に締め付けられるような痛み)がする

  • 冷え性が悪化した、または手足が冷たい

  • めまいや立ちくらみが起こる

  • お腹の調子が悪い(便秘・下痢・食欲不振)

メンタルに出るサイン

  • 寝付きが悪い、夜中に目が覚める

  • イライラしやすくなった

  • 気分が落ち込みやすい

  • 集中力が続かない


いかがでしたか?「ただの疲れかな」と見逃しがちな症状ばかりですが、これらが重なっている場合は、体が寒暖差に対応しきれていない証拠かもです。

寒暖差疲労が増えているのか?

昔に比べて、現代人は寒暖差疲労を感じやすいと言われています。それには現代ならではの理由がいくつかあります。

異常気象による激しい気温変化

近年、極端な気温変化が増えています。

昨日まで夏日だったのに、今日は晩秋の冷え……といった気温の乱高下に、人間の体の適応能力が追いつかなくなっているのです。

春や秋の期間が短くなって次の季節への体の準備が整わないから体調が崩れるのも無理はないはずです。

エアコンによる「体温調節機能」の低下

私たちは1年中、快適な温度設定の中で過ごすことが増えました。

これは便利な反面、自ら汗をかいたり血管を収縮させたりして体温を調節する「自律神経の働き」を弱めてしまっています。

通常、血管は暑い時は広がって体内の熱を逃がそうとします。

反対に寒い時は血管は縮んで体内の熱が逃げないようにします。

そのような自律神経の働きが正常でなくなっているかも知れませんね。

ストレス社会との関係

自律神経は、気温の変化だけでなく「精神的ストレス」にも弱いです。

仕事や人間関係のストレスで自律神経がもともと乱れがちなところに、寒暖差という物理的なストレスが加わることで、体調を崩してしまうのです。

寒暖差疲労が引き起こすトラブル

寒暖差疲労は、単なる「だるさ」だけではありません。放置すると、日常生活に支障をきたすような症状につながることもあります。

寒暖差アレルギー

鼻水、鼻詰まり、くしゃみが止まらないけれど、風邪でも花粉症でもない……。

これは「血管運動性鼻炎」、通称「寒暖差アレルギー」と呼ばれるものです。

鼻の粘膜にある血管が、急激な寒暖差で拡張・収縮のコントロールを失うことで起こります。


花粉が飛んでいないのに鼻炎が続いた経験があります。今、思うと「血管運動性鼻炎」だったかも知れません。

重い肩こりと頭痛

寒いと無意識に肩をすくめ、体に力が入りますよね。

これが長時間続くと筋肉が緊張し、血流が悪化。その結果、頑固な肩こりや、血行不良による「緊張型頭痛」を引き起こします。

メンタルの不安定

自律神経は心の安定も司っています。

寒暖差によって自律神経が乱れると、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」の分泌不足になり、なんとなく不安になったり、やる気が出なかったりするのです。

今日からできる! 寒暖差疲労の対策ガイド

「どうすればいいの?」と頭を抱える必要はありません。寒暖差疲労は、日々の生活習慣を少し見直すだけで、グッと楽にすることができます。

衣服で「温度調節」をする

自律神経の負担を減らすコツは、体に感じる温度差を小さくすることです。

「首」を温める

首、手首、足首の「3つの首」には太い血管が通っています。ここを温める(または冷やさない)だけで、効率よく体温を保てます。マフラーやレッグウォーマーを活用しましょう。

脱ぎ着しやすい重ね着

カーディガン、ストール、インナーダウンなど、5度〜10度の変化にすぐ対応できる服装を心がけましょう。

お風呂でリセットする

シャワーだけで済ませず、湯船に浸かることが最強のセルフケアです。

38〜40度のぬるめのお湯

熱すぎるお湯は逆に交感神経を刺激してしまいます。ぬるめのお湯に10〜15分浸かることで、副交感神経が優位になり、自律神経が整います。

・炭酸ガス入りの入浴剤

血行を促進し、深部体温を上げやすくしてくれます。

食事で内側から整える

自律神経を整えるためのきっかけを作る栄養素を意識しましょう。

・ビタミンB1

疲労回復のビタミンです(豚肉、うなぎ、玄米など)。

・タンパク質

体温を作るための筋肉の材料です。

・温かい飲み物

白湯や生姜湯などで、内臓を直接温めるのが効果的です。

軽い運動で「ポンプ機能」を高める

激しい運動は必要ありません。じんわり汗をかく程度の運動が、自律神経のトレーニングになります。

・ウォーキング

20分程度の散歩で血流を改善。

・ふくらはぎのストレッチ

かかとの上げ下げで「第2の心臓」と呼ばれるふくらはぎを動かす。全身の血行をサポートします。

まとめ:自分の体を「いたわる」時間を大切に

「寒暖差疲労」は、あなたの体が季節の変化に一生懸命対応しようと頑張っている証拠です。

「だらだらしてしまう自分はダメだ」なんて思わないでくださいね。だるさを感じたら、それは体が「少し休んで、自律神経を整えて」と出しているサイン。

  1. 首元を温める
  2. ぬるめのお湯に浸かる
  3. バランスの良い食事をとる

まずは、この3つから始めてみませんか?

寒暖差の激しい現代を生き抜くには、無理をせず、自分の体の声を聴いてあげることが何よりの特効薬です。この記事が、あなたの毎日を少しでも軽やかにするきっかけになれば幸いです。