五十肩

五十肩になる原因を知りたい。

  • 私の症状は五十肩だろうか?
  • 五十肩の時に運動してもいいのかな?
  • 五十肩を治療しないと将来困ることはないだろうか。

こういった疑問に答えます。

この記事を書いている私の臨床経験は、14年ほど。
鍼灸治療で、様々な原因の肩こりを治療しています。

こういった私が、解説していきます。

1、五十肩の原因を解説します

五十肩の主な原因

加齢です。

  • ハッキリとした原因は分かっていない
  • ホルモンの減少が関わっているらしい
  • 筋肉、腱、靭帯、などの組織の柔軟性の欠如

肩関節は腱板といわれる4つの筋肉で構成されています。

この腱板によって色々な角度に動く、肩関節だけに筋肉、腱、靭帯の

柔軟性が欠如すると関節の動きに影響が出るんでしょうね。

2、五十肩の症状

急性期と慢性期があります。

急性期

  • 腕を上げようとするだけで痛む
  • 手を腰に回そうとするだけで痛む(結帯動作)
  • 日中、夜中にうずく(夜中は特にうずく)

慢性期

  • うずきは無くなる
  • 腕は上がるが一定のところで痛みが出る
  • 腰に手は回せるがそこから上にあげると痛みが出る

私も46歳ころから左手を腰に回すと肩に痛みがでていました。

3、五十肩と似た病気

肩関節炎

  • 痛むほうの肩が反対の肩と比べると熱を持っている
  • 運動や外傷によって起こることがある

石灰沈着性腱板炎

  • 女性に多い
  • 夜中にうずくことが多い
  • 急性期は肩の付け根が腫れて、熱を持っている

リウマチ性肩関節炎

  • 女性に多い
  • 熱を持って、赤く腫れる
  • 腫れている箇所はブヨブヨという感じ
  • ほかの関節も同じような症状がある場合は検査

棘上筋腱障害

  • 転んだ時に手を付くことで発症することが多い
  • 時には加齢が原因で起こることも
  • 他者が腕を肩の高さまで水平に上げて、そこで留めておくことができない
  • 完全断裂の場合は手術が必要

4、五十肩でやってはいけないこと

急性期と慢性期があります。

 

急性期

  • お風呂に入ること
  • 飲酒
  • 痛い部分を揉む
  • 運動

いずれも、その後に痛みが倍増することが多いです。

慢性期

  • 冷やさない
  • シップを貼る(シップは急性期に使う方が効果的)

 慢性期は冷やすと血流が悪くなり、改善の妨げになります。

5、五十肩を治療しないと困ること

日常生活や数年後のことを考えましょう

  • 夜中のうずきが続き、睡眠の質が悪くなる
  • 痛みのストレスでイライラする
  • 肩を動かす範囲が狭くなる
  • 服を着たり、脱いだりに支障が出る

まとめ

 

  • 加齢が原因
  • 急性期は夜中にうずくことがある
  • 慢性期は動かした時の痛み
  • 五十肩と似た病気がある
  • 急性期は温めない
  • 慢性期は冷やさない